外出自粛なので家の中でやれることを色々とやってみようってことでキースイッチに潤滑剤を塗っていました(*’▽’)
潤滑剤
潤滑油とか潤滑剤って面接のアピール例でしか聞いたことなかった人間ですが、初めて実際に使ってみました。
今回使ったのは写真の通りオイルタイプの潤滑剤「Krytox GPL 105」です。
普通に買おうとすると5万円/kgもして、最低1kgからでしか売っていないので小分けで売っている店で買いましょう。
潤滑剤を塗ることが何故か「ルブ」って呼ばれているみたいですが、
潤滑剤は英語で「lubricant」なのでそこから来ているっぽいです。
「キースイッチ、ルブってる?」みたいな質問を理解できたらもう駄目でしょう。
なぜ潤滑剤を塗るの?
そもそもなぜキースイッチに潤滑剤を塗るのかと聞かれると以下の2点が大きな理由です。
- 静音化する
- 摩擦が少なくなりスムーズになる
静音化する
キースイッチの種類にもよりますが、タイピング音がそこそこ変わります。
静かなタイプ音のキースイッチが好きなので、静音リニアスイッチの「Sakurios」を使っているのですが、
潤滑剤を塗ると更に静かになりました(*’▽’)
摩擦が少なくなりスムーズになる
キー入力もかなりスムーズになり、入力しやすくなった感じはあります。
クリッキーなキースイッチでは静かになるってわけではないですが、タイプ感が変わるので試しに塗ってみて確認してみると良いでしょう。
注意点
潤滑剤を塗り過ぎたりすると逆にキー入力が鈍くなったりするので注意が必要です。
キースイッチを分解する
オープナーを使う
ピンセットでツメを押し込んでも分解できますが、以下のようなオープナーがあると便利です。
50個以上分解するとなると流石に精神的に辛いです…(=゚ω゚)
オープナーにキースイッチをはめ込んで後は押し込むだけで分解できます。
潤滑剤を塗っていく
分解後はキースイッチの各パーツに潤滑剤を塗っていくだけの簡単なお仕事です。
塗るパーツとしては以下の3つで、擦れる箇所に対して塗っていきます。
- ステム
- スプリング
- ボトムハウジング
ステム
キースイッチの軸の部分で上の写真だとピンク色のパーツです。
左右の出っ張りった箇所と真ん中にある円柱部分に対して塗ります。
スプリング
名前の通りバネです。
とりあえず塗りましょう。考えて塗らないと手に潤滑剤がつくので注意が必要ですが…
ボトムハウジング
キースイッチの下部分です。
左右の凹んでいる部分とスプリングが接触する部分に対して塗りましょう。
組み立てなおす
塗り終わったらあとは組み立てなおすだけです。
キースイッチによって内部構造は様々なので、まとめてキースイッチを全て分解するのではなく
とりあえず1キーだけを分解してみて構造を理解した上で組み立てなおした方がいいかもです。
細々とした作業をやるのは苦手なのですが、外出できないとなるとやる気になるのはなぜなんだろう(*’▽’)