ColdFusion 2021がリリースされたので、早速色々と見てみました。
変更点・新機能紹介
公式サイトのColdFusion(2021 リリース)の新機能の中からいくつか気になったものを何回にわけて紹介していこうと思います。
軽量なインストーラー
インストーラーのファイルサイズを確認すると軽量化されていましたが、
実はメール送信やDBコネクタなどの機能がない状態でColdFusionがインストールされます。
各種機能を追加するのにはどうするかというと、ColdFusion 2021からは「cfpm(ColdFusion パッケージマネージャ)」を利用してパッケージをインストールする必要があります。
パッケージのインストールに関してはAdobeのサイトからダウンロードするようになっており、インストーラーには含まれていないようです。
ただし、リリース時点で公開されているGUIインストーラーを利用すると全てのパッケージが含まれた状態でインストールされるようになっており、インストーラーの容量はColdFusion 2018のものよりも増えています。
GUIインストーラー廃止のお知らせ…?
機能紹介ページには以下の記載があるので、記事公開時点で配布されているGUIインストーラーは廃止される予定っぽいですね。
注意:2021 リリース用の GUI インストーラーは一時的なものにすぎません。近日中に zip インストーラーのみになります。
今後公開されるzipインストーラーは必要最低限のパッケージのみが用意されたインストーラーになるかもですね。
ColdFusion パッケージマネージャー
ColdFusion Administratorのメニューに「パッケージマネージャー」という項目が増えています。
パッケージマネージャではインストール済みのパッケージの管理やパッケージのインストールが可能となっていました。
必要なパッケージがインストールされていない状態で動かした場合
もし、メールパッケージをインストールしていない状態で、メール設定画面を開いた時には以下のように表示されます。
また、cfmailタグでメール送信を行おうとするとエラーメッセージとして同じメッセージが表示されます。
コマンドでのパッケージインストールも可能
画面上からパッケージインストールも可能ですが、
コマンドを利用してインストールすることも可能になっています。
cfpm install [パッケージ名]
コードスキャナーという機能も用意されているみたいで、必要なパッケージ一覧を教えてくれるみたいです。
次回はzipインストーラでのインストール方法やDockerでの環境構築方法、追加された機能・関数を紹介できたらしていこうと思います。